DAZの商用利用
これらは利用規約に書いてある。
End User License Agreement(EULA)が利用規約のことだ。法律に関する事なので、DAZコンテンツを使って商売する場合は、英文の規約をミッチリ読み込む必要がある。
ただ、以下のものは「完全にあなたのもの」として、公式ページに明記されているので商用でも配布でも自由だ。
- レンダリングした画像
- レンダリングしたビデオ動画
- レンダリングしたHDRI、バーチャルリアリティシーン
とにかく、レンダリング結果はどう使っても良いのだ。大量のレンダリングを処理するには、それなりの性能のグラボを用意する必要があるだろう。
「インタラクティブにキャラクタを動かすようなアプリやゲームなどは、一般に3Dアセットを組み込む必要があるため、EULAの対象外」となっている。
- DAZのコンテンツ転売、他人へのコピー → ダメ
- レンダリング結果や、二次元へのシミュレート結果(アニメーション?) → 商用利用OK
- 3Dプリント、成形コピーなどの3次元物理アート → 非営利・個人使用のみOK
ゲームやアプリの用途に使うには、インタラクティブライセンスという費用が必要だ。
関連)Interactive License ゲームやVRChatにDAZモデルが使えるライセンス
EULA(エンドユーザライセンス)
エンドユーザライセンス(EULA)はこちら。しっかり読もうと思うと全文英語でくじけそうになるが、ブラウザの日本語翻訳などを使えば概要はつかめると思う。
DAZ Studio本体のインストール時にも一瞬出てくるが、ウェブでいつでも確認できる。
End User License Agreement ←DAZのEULA、ユーザ利用規約。
DAZ Studioの商用利用 / 有料販売について
3Dプリントは販売できない
3Dプリントについても書かれている。
「3Dプリントしたコンテンツを商用利用することも可能だが、数は20までという制限あり。3Dプリントライセンスを別途購入する必要あり。」
しかし、DAZのショップでは3Dプリントライセンスは販売されていないので、実質「3Dプリントしたコンテンツを販売することはできない」のだった。
インタラクティブライセンス ゲーム用キャラ配布などに必要
ゲームなど、3Dデータを配布する場合は、インタラクティブライセンスが必要になる。具体的には、商品ページの「Optional License Add-Ons」を別途購入することになるのだ。
注意すべきは、フリービーコーナーで配布されている無料アイテムでも、ゲーム用に配布するときはライセンス費用が必要になる。
バーチャルユーチューバーや、バーチャルチャットのアバターの場合も、3Dデータ自体を配布する方式ならライセンスが必要になる。
DAZの詳細ページにて、Optional license add-onsを購入すると、データ配布が可能になる。決して安くはないが、このライセンスさえもセールで安くなるのでウィッシュリストに入れてチャンスを待つのがいいだろう。
版権キャラ、有名人画像は使用許諾が必要
DAZ Studio側の利用規約とは別に、版権のあるアニメキャラクターや芸能人の顔などを使用する場合は、版権元に使用許諾を得ることが必要だ。
現実的な話をすると、有名アニメや芸能人の顔の使用許諾がもらえる可能性はほぼゼロと考えて良いだろう。
それっぽいアニメキャラをカスタムして似せたり、有名人の顔写真を取り込み、個人で楽しむ程度にとどめておくのが無難かも知れない。