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Face Transfer2で顔写真→3Dモデル生成の品質UP

FaceTransfer2登場 AI利用でよりリアルに

Genesis9ベースのFaceTransferが登場。

フェイス トランスファー 2 

FaceTransfer2は、DAZ STUDIOの有料プラグインで、顔写真を取り込んでフィギュア化できるというものだ。

関連)DAZ STUDIOの使い方

バージョン2になって、何が変わったの?

前バージョンは、おでこ全開の真正面写真じゃないと、まともに取り込めない、という欠点があった。

しかし、このバージョンでは前髪がおでこにかかっていても、AI的な取り込みパワー(詳細は不明)で謎に髪を消去してきれいな顔を生成できるようになったのだ。

これは、AI生成ソフトで作成した顔を取り込んだんだけど、もう普通に有料フィギュアっぽくない?

FaceTransfer2のレビュー

まあ、とりあえず、生成したものを見てもらおう。

AIでポリゴンの高さ調整とテクスチャ生成をおこなってくれるというもので、前バージョンよりもリアルさがアップ。

写真から、DAZ公式フィギュアレベルの品質が生成できるようになった。前バージョンと比較したのがこれ。左が前バージョン、右が2だ。鼻の下ビローンがかなり改善されている。写真とそっくりかというと、まあ微妙かなというのが正直なとこだけど、フィギュアのクォリティは上がってると思う。

芸能人やネットで拾った美人などを取り込むことができるが、ブログなどで公開する場合は問題になるので、無料素材(加工OK)の女性とか、AIで生成した女性とかを使うのがいいんじゃないだろうか。

特に画像生成AIは、進化がすごいので、もう新しいフィギュア買う必要なくない?となってしまうほど。

画像生成AI難しそうでわかんないんだよな…というあなたは、以下の画像生成ツールのColab版使うのがカンタン。パソコンのスペックが低くても関係なく動く。

関連)fooocusの使い方

amazonにもアンリミ0円で読めるAIグラビアが山のようにあるので、AIの画像ってこんな感じなんだーって、参考にしてもいいだろう。

amazonのAIグラビア写真集一覧

髪は、似たイメージのものを適当にかぶせた。( Sue Character and Hair for Genesis 8 Femaleの髪)元画像と比べると、鼻がもうちょっとシャープで、目の大きさも調整したらもっと似るのにな…という気にになってくるだろう。

FaceTransfer2は、顔の形も取り込んで顔パーツや輪郭を変形するモーフを自動生成してくれる。

FaceTransfer2というモーフができるのでモーフ1.0~0.0の間で微調整するだけで似てる度合いが調整できる。

でも、出来合いの顔輪郭やキャラクターモーフなどのシェイプを手動で適用したほうが整う気がする。

私は、手っ取り早くたくさんの顔パーツが修正できるモーフ集をゲットした。まだ、G9には「これぞ顔モーフの定番」というものが定まってないっぽくて、まあ好みで選んだ感じだ。

(今回使用したシェイプ集:200 Plus Genesis 9 Edition 

FaceTransfer2専用の顔モーフ集もリリースされた。よりかんたんに調整できる。


Face Transfer Shapes 2 for Genesis 9 (使ってみたレビュー:Face Transfer Shapes 2 for Genesis 9 顔デブ軽減モーフ

以下は、専用顔モーフのうち「東アジア女性」モーフを使う・使わないでこんなに違うんだぞという比較。

下は公式サイトの比較画像で、旧版から2になって、こんなにクォリティが上がりましたという証拠画像である。2になってとても良いと思ったのは、前髪がある画像を指定しても自動的に前髪を消してくれたり、鼻の下がビローンと伸びがちだったのが、だいぶましになっている点だ。

前バージョン)FaceTransfer 顔写真から3Dモデル生成するツール

対象フィギュアはG9のみで、G3~G8には対応しない。まあ、フィギュア構造もかなり違うから、そこはしょうがないかも知れないな。

なお、お試しで3回透かしなしのフィギュアが保存できるので、試してから購入するのがいいかも。

どんだけ写真と似せられる? 詳細ページに、比較あり。

FaceTransfer2の詳細ページ

このツールは、画像生成AIと組み合わせることで、無限のキャラ作成ツールに化ける。私はこのツールを入手してから、G9キャラ購入率がだいぶ低くなった。だって、AI顔と組み合わせたほうがリアルだし、お金かからないんだからしょうがない。


▲画像生成AIの画像から作ったオッサン。髪、髭は適当なdazアイテムを着用。

値段は高いけども、個人的には必須に近いツールだと思った。

好みの顔を自力で作れない私は、今までは買うしかなかったけど、このツールがあればどうにかなるのだ。

DAZ3Dの日本人キャラのおすすめ

FaceTransfer2の気をつけるポイント

  • 真正面の顔じゃない場合、顔がわかるほどゆがむ
  • 取り込んだ画像よりも、10kgくらい太った顔が生成される
  • 生成したら、FaceTransferタブで「Save」しないと、ファイルに保存してから呼び出すときにおかしくなる
  • 大笑い、怒り顔、大口開けるなど、表情が豊か過ぎる場合は、取り込んだ顔がちょっと変だったり。
  • フィギュアは、Genesis8とGenesis9が選べるけど、Genesis8を選ぶとFaceTransfer1(旧バージョン)方式の汚い取り込みになる。

顔太り・ゆがみ問題は生成されるモーフパラメータ「FaceTransfer」の値をデフォルト1.0から0.5に変更すると、いい感じに「気にならない程度の左右非対称顔」になる。

まあでも、角度によってはやっぱり気になるので、顔の形を決める「FaceTransfer」パラメータは0.0にして、別のシェイプを適用するのがいいかも知れない。

追記)顔デブ対策のプロダクトがリリースされてた

関連 Face Transfer Shapes 2 for Genesis 9 顔デブ軽減モーフ

生成時にフィギュアを選ぶと、G8の場合は旧バージョンでの取り込みになる。取り込み元の前髪、変な感じに反映されるのだ。あと、鼻の下に謎の影ができる。


▲FaceTransfer1と2の比較

Face Transfer2のインストール・認証

Face Transfer2自体はDAZ STUDIO本体に組み込まれているので、DAZ STUDIOを最新版にアップデートすれば、自動的にインストールされる。

が、そのままでは「おためし版」扱いで、生成人物の額に変な刻印がされるのだ。フル機能を開放するには、Face Transfer2を購入後、シリアルナンバーをDAZ STUDIOに登録という手順が必要。

シリアルナンバーはここ。DAZ公式サイトにログインして、画面右上の人がアイコンからMy Accountを選び、Serial Numbersをクリックすれば出てくる。

 

DAZ STUDIO本体のシリアルナンバー入力場所はここ。

DAZ STUDIOを立ち上げて、Help→Abount Installed Plugins…を選択

Face Transferのところに入力欄があるはずなので、そこにシリアルナンバーをコピペしてOKをクリック。なお、私はシリアルナンバー入力済みなので、以下の画像では入力欄が消えてる。

これで動くはずだけど、挙動がおかしいなと思ったら、DAZ STUDIOを再起動してみたりすると良いかも知れない。

Face Transfer2のエラー

ファイルは確かにあるはずなのに、画像ファイルが見つからないとかいうエラーがバンバンでる。な、何言ってるんだオマエ!と言いたくなる。

Input Image is invalid or cannot be found(画像ファイルが見つからない)

  • DAZ Studio 4.22.0.15の最新アップデートを使用
  • Face Transfer 2を初めて使用したところ、「Input Image is invalid or cannot be found」というポップアップエラーが表示された
  • Windowsパソコン、GTX 1080Tiグラフィックカード、最新のNVIDIAドライバを使用。Nvidia RX3070でも同様で、グラボは関係なく出るエラー。

関連)Face Transfer 2 cannot find input image [solved] – Daz 3D Forums

解決方法

ファイル名やファイルパスに日本語が入ってるのが原因。画像をc:\faceとかのフォルダを作って入れておくと、とりあえず回避できる。

  • 画像ファイル名やフォルダパスに非ASCII文字(全角文字)が含まれていないか確認する
  • プラグインの多くはUnicode文字をサポートしていないため、ASCII文字のみを使用するのがベスト
    受け入れ可能: abc.png
    受け入れ不可: abc.png(abcが全角)

イヤ、おれ、ファイル名に日本語なんか使ってないぞ?という人は…

Windowsのユーザ名を日本語にしてて、「マイドキュメント」のパスに日本語のユーザ名が勝手に入ってて、Face Transfer2が理解できない、っていうパターン。

ひらたくいうと、ファイル名がface.jpgでも、マイドキュメントのパスが、C:\Users\山田になってると、このエラーが出るのだ。英語アプリではありがちなやつ。

Failed to load the base material preset…

Face Transfer2の初期に出てたエラー。たぶん、DAZ STUDIOを最新版にすると出なくなる。

「Genesis 9フィギュアやVictoria 9、異なる写真で試したが、同じエラーメッセージが2回表示される。OKをクリックすると、顔は読み込まれる。」

関連 Face Transfer 2 Error – Daz 3D Forums

Genesis 9 Starter Essentialsの更新が原因と見られ、その後修正アップデートがリリースされたもよう。Genesis 9 Starter Essentialsを最新版にアップデートすることでエラーが解消するはず。

関連 DAZ Install Managerの導入方法

Face Transfer 2 まとめ

最終的には、私はこんな感じで使ってる。

  • フィギュアはGenesis9限定
  • 生成後のFaceTransferパラメータは、0.5にする
  • なるべく正面の、無表情っぽい顔を取り込むようにする

まあ、いろいろあるけど、DAZ STUDIOの中でも神機能には違いない。いきすぎた芸能人コラージュとかを公開して怒られないように注意して遊んでみてほしい。

フェイス トランスファー 2