DAZからBlender/DAZ to blender bridge
これまで、DAZ StudioからBlenderへのフィギュアインポートは難しかった。
しかし、Daz to Blenderがリリースされて、とても簡単にBlender連携ができるようになったのだ。
これまでは、インポート時にマテリアルやボーンなどのデータを手動調整する必要があり、とても面倒くさかった。しかし、このプラグインを使えば、面倒な調整を「自動的によろしく」やってくれるのだ。
インストールすると、DAZ StudioのScriptsメニューに、Bridgets→Blender→Daz to Blenderというメニューが出現する。
SubDivレベルを聞いてくる。ポリゴンの分割具合はどうするね?というような意味だ。
そのままSubDiv 0のままAcceptをクリック
何やら処理が動いて、この画面。
うーん、よくわかんないのでこのままAcceptをクリックした。
スッ…と処理が終わる。え?このあとどうすんの?ファイル名も聞かれなかったけど、どこかに何かが保存されたの?
実は、変換されたデータは内部的に保存されてて、ユーザ側で名前をつけたりできないっぽい。
Blenderにdaz to blender bridgeアドオンをインストール
Blenderは、最新の2.8.3を使った。たぶん、2.8以前のBlenderでは動かないんじゃないかと思う。
Blender側にもアドオンをインストールする必要がある。
DAZ STUDIOでDAZ to Blender Bridgeをインストールすると、以下の場所にzipファイルがあるはずだ。
DTB_V280-283.zipというやつだ。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\DAZ 3D Add-ons
Windowsの検索窓に%appdata%と入力し、Enterを押すと、…Roamingのパスでエクスプローラが開くので、多少楽にファイルを探せる。
このzipファイルを、マイドキュメントとかデスクトップとか、わかりやすい場所にコピーしておく。
Blenderで、編集→プリファレンスを選択
プリファレンスウインドウで、アドオンをクリックし、インストールをクリック。
ファイルの場所を聞かれるので、さきほどのDTB_V280-283.zipを指定する。
インストールが終わったら、プリファレンスの検索窓に「daz」と入れると、Armature DazToBlenderというアドオンが出現するので、名前の前の欄にチェックをつけて、プリファレンス画面を閉じる。
BlenderでDAZ to Blender Bridgeアドオンを起動
Blenderのビューポートの右上を見て欲しい。赤・青・緑の変な物体(ギズモ)が表示されているあたりだ。
この部分を目を凝らしてみると、ちぃーーっちゃい「<」マークがある。これをクリックする。
「DazToBlenderタブ」をクリックし、Import New Genesis 3/8ボタンをクリック。
OK?と聞かれるので、Import New Genesis 3/8をクリック。
なにやら時間がかかり、処理が行われる。
処理が終わったが何も表示されない。実は、超巨大なフィギュアが表示されているのだ。マウスのホイールボタンを下方向にコロコロして、画面を縮小する。
足が出てきた!好きなサイズまで縮小する。
どうやら、フィギュアのインポートはできたようだ。関節構造やインバースキネマティクスも持ち込めた模様。
テクスチャとかどうなっちゃったんだ。髪もないし。
DAZ StudioにBlender bridgeのメニューが出ないんだけど?
もともとこういう仕様だったのか、私がインストール時に無意識にやってたかは不明だが、「そんなのわっかんねぇよ」という手順が必要である。
フォーラムにも、DAZ STUDIOのメニューにBlender Bridgeが出てこない!私も!私も!とどういうの問題をかかえる人が続出。
答えはこれ。
解決策を見つけました。私もこれには発狂していました。DAZ INstall Manager を開いて「DAZ to Blender Bridge」を見つけると、アプリケーションが見つかります。そこから、「インストールされたファイルを表示」をクリックするだけです
ここで、これがある場所を見てみると、
/DAZ 3D/Studio4/RunOnce/Daz が Blender_Install.dsa にあります。それが実行する必要があるファイルです。実行すると、DAZ Studio の上部の [ヘルプ] の横にスクリプトが表示されます。「スクリプト」と表示されます。その下にDAZ to Blenderがあります。
関連)「Daz to Blender Bridge」スクリプトはありません – Daz 3D フォーラム(英語。)
スクリプト実行は、Window→Panes(Tabs)→Script IDEから実行する。
関連)DAZ スクリプトの導入・自作方法 【DAZ SCRIPT】
DAZ StudioからBlenderにインポートする方法一覧
現在では、上記の専用プラグインBlender Bridge一択だ。
しかし、以前はいろんな方法を駆使して、どうにかDAZフィギュアをBlenderに持っていけないものか、といろんな人が苦労したのである!
せっかくなので、いろんな人の努力の結晶をここにまとめておきたい。
DAZ StudioからBlenderにデータをインポートするチュートリアル
Genesisフィギュアをインポートする手順を解説されているサイト。DAZ Studio4.9ベースに解説。
参考 blenderにDazStudioのモデルをインポートする – Blender
Blenderとの連携スクリプト(cjTeleBlender DS1,2,3,4)を使って、DAZ StudioのフィギュアをBlenderに持ち込む手順を解説。
参考 Daz Studioと連携させるBlender勉強中 | 3DCG
DAZ Studioから、Blenderにデータを持ってくる動画。英語だけど、雰囲気をざっくりつかむにはいいかも。
(販売終了)Daz to Blender 8 インポートツール
私は、何も考えずに、DAZ StudioからFBX形式でエクスポートして、Blender2.81にインポートしたらこうなった。
呪いか!私には、自力でここからマトモにインポートできるところまで持ってく自信がない。
あれこれ試行錯誤する時間がもったいないなら、このツールがいいかも。
Daz to Blender 8 アプリケーション本体 – Daz to Blender 8 – BOOTH
※現在は、販売中止のようです。
説明を見てると、割りとサクッとインポートできそうだなぁ。いずれ試してみたい。
Blenderから、DAZ Studioにデータをインポート
Blenderで作成した髪をDAZ Studioに持ち込み、マテリアル設定をおこなって、さらにSmart Contentsから使えるようにアセット登録する手順。
参考 Blenderで作った髪をDAZ 3Dで使えるようにする | –GRAPH 3D
MMDImporterを使って、テクスチャ情報を維持したままDAZ Studioにオブジェクトを持ち込む方法。
参考 勝己の3DCGメモ – blenderからdaz|studioに楽にオブジェクトを移動する方法
Blenderを使って、自作モーフターゲットを作る手順。手順内で使うMorph Loader Proは有料っぽい名前だけど、DAZ Studioに組み込まれているデフォ機能。
参考 Take17 Genesis 8 自作モーフの作り方【Blenderを使う場合】 – 3DCG studio128bit
DAZ Studioバージョンは4.6と少々古いけど、ステップバイステップで解説している記事。
参考 BlenderでGenesisのモーフを作る: 豆腐アラモード
Blenderで生成したオブジェクトをDAZに持ち込む
Blenderの基本機能で、オブジェクトをバラバラにするcell factureという機能がある。DAZ Studioと連携させることで、壁やオブジェクトを粉々にすることができるのだ。
cell fractureのパラメータを工夫したり、事前に壁にブーリアンで球差分の穴を開けておくことで、理想的な破壊痕を生成することができる。これは面白い。
Blender4.0へBridgeをのインストール
実はDAZ to Blender BridgeはBlender4.0には正式対応していない。
問題点
- Daz3Dのインストーラーから実行すると、Blenderのバージョンは3.6までしか選択できない
- Blender 4.0のカスタムパスを手動で指定してインストールしようとすると警告が出る
- Blender 4.0でアドオンが検出されない
原因と対処法
- Daz to BlenderブリッジがまだBlender 4.0に正式対応していないから
- 開発者がアドオンをBlender 4.0用にアップデートするのを待つ必要がある
今の解決方法は、非公式の改良版アドオン「Daz For Blender Bridge」。
関連 Blender アドオン: Daz For Blender Bridge: DTB 2022 のすべて + 14 のその他の機能 – Daz 3D フォーラム
オリジナル版はGithubにオープンソースで公開されているので、「まあ、変な改造はしてないんだろうな…」とは思う。けど、自己責任で。