クリスタの3Dの使い方
クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)には、3Dオブジェクトを扱う機能が搭載されている。3Dオブジェクトを活用することで、イラストの背景作りが簡単になるのだ。
3Dオブジェクトの準備
- CLIP STUDIO ASSETSから3Dオブジェクトをダウンロードする
- クリスタ内の[ウィンドウ] > [素材] > [すべての素材]から3Dオブジェクトを開く
キャンバスに3Dオブジェクトを配置する
- [3Dオブジェクト]パレットから3Dオブジェクトをドラッグ&ドロップする
- 位置やサイズ、角度を調整する
3Dオブジェクトのレンダリング設定
※レンダリング設定は、3Dモデルによって変更できない部分があるっぽい?
- [レンダリング設定]パレットで照明方式を選択する(フォン/グーロー)
- 材質の設定や影の調整ができる
3Dオブジェクトの線画や塗りを行う
- 3Dオブジェクトのレイヤーを複製し、線画や塗りを行う
- 3Dオブジェクトを参考に背景の描画を進める
クリスタの3D機能を使えば、立体的な背景が比較的簡単に作れるのだが、操作には慣れが必要。細かい調整にはけっこう時間がかかるかも。
クリスタの3D背景素材のおすすめは?
教室の3D背景素材は人気が高い。学園モノを描くときに重宝する。
- 机やイス、黒板などのディテールが細かく作り込まれている
- 様々なアングルのプリセットが用意されている
- 机やイスのデザインが現実的ではないが、カラフルでかわいらしい
- モブキャラの有無を選べる
街並み
- 漫画やイラストに使えるリアルな街並みの3D素材が無料で配布されている
- 商用利用も可能
その他
- 螺旋階段、石畳の道、オートバイなど様々な3D背景素材が用意されている
- 初心者でも使いやすい
クリスタの3D機能とデッサン人形の組み合わせ
クリスタの3D機能とデッサン人形を組み合わせることで、正確なパースでイラストを描くことができる。
3D機能とデッサン人形の利点
- 3Dオブジェクトやデッサン人形を同じ3D空間に配置することで、自然なパースが再現できる。
- カメラツールを使えば、任意の視点から3Dオブジェクトを見ることができ、奥行きのあるパースを描きやすくなる。
- 3Dグリッドなどの3D素材を参考にすれば、パース定規を使わずにパースに沿った描画が可能。
パースに合わせた描画の手順
- 3D空間にデッサン人形や3Dオブジェクトを配置。
- カメラツールでシーンの視点を決め、アングルを調整。
- 3Dグリッドなどの3D素材を参考にしながら、パースに沿ってデッサン人形の輪郭や背景を描いていく。
- 3Dレイヤーのパース定規機能を使えば、3Dオブジェクトに合わせて自動的にパースが適用される。
手動でパースを合わせる必要がなくて、めちゃめちゃ楽。