DAZ STUDIOでレンダリングして360度HDR画像を作る

360度表示 ↓

VRで使うような、上記の画像をDAZ STUDIOでレンダリングするための覚書。

Stone masonなどの重い背景アイテムを360度画像にして軽い背景として使うことも可能だ。

DAZ STUDIOで360度画像をレンダリングする方法

カメラの設定で可能。

DAZ STUDIOの上部メニューからCreate→New Cameraを選択

Create New Cameraウインドウが表示されるので、そのままAcceptをクリック

ビュー名をクリックし、カメラを追加した「Camera」に切り替える

Sceneタブでカメラをクリックして、選択状態にする。

※Sceneタブが表示されていない場合は、Window→Scenes(Tabs)→Sceneで表示させる。

Parametersタブで、Camera→Lens→Lens Distortion Typeをsphericalに変更

画像を360度画像っぽくぐにゃりと歪めるオプションだ。

なお、このパラメータは、Render SettingsでEngineを「NVIDIA Iray」にしないと表示されないっぽい。

Parametersタブで、Cameraの、以下の項目を0に設定

  • X Translate
  • Z Translate
  • X Rotate
  • Y Rotate
  • Z Rotate

Y Translateを適当な高さに設定。(フィギュアの目線くらいの高さ=70くらいだと扱いやすい)

Render Settingsで画像を大きめに設定する
レンダリングのアイコンをクリックするか、Ctrl+Rで描画
背景をどのくらいの解像度で使うかにもよるが、Render SettingsでPixel Sizeを大きめに設定しておくといいだろう。
5000×4000くらいにしとけば、普通の用途なら大丈夫だと思う。(けど、メッチャ時間かかるので、2000×1600くらいが無難か…?)
※一般的には、背景としては4K(4096ピクセル)くらいが最低ラインで、今は16K(16384ピクセル)の高精度背景も珍しくないらしい…。
Render SettingsのAdvancedタブ→Canvasesタブで「+」アイコンをクリックする
このキャンバスを設定しておくと、レンダリング画像と同時に.exr形式のHDR画像が保存されるのだ。(私はつい最近まで知らなかった)
レンダリング(Ctrl+Rかアイコンクリック)
そこそこ時間がかかると思う。キレイに仕上げるには数時間くらいは必要だろう。
レンダリングの途中経過を示すウインドウにはIray Iteratonというカウントがされている。これが何なのか、私は詳しくは知らないけども、このカウントが増えるほどに画像のノイズが消えてキレイになっていくのだ。
4096ピクセル画像の場合、Iray Iteration 500待てば、そこそこキレイになった。
適当なところで、上記のウインドウのcancelをクリック。Renderウインドウ(レンダリング画像が表示されるウインドウ)で保存ができるようになるので、好きな形式で画像を保存する。
こんな感じでレンダリングした画像を保存すると自動的にcanvasesフォルダが作成される。
フォルダ内には、HDR画像(.exr形式)が保存されている。
これで出来上がりだ。
出来上がった画像は、jpgで保存すると加工が楽だ。何の形式で保存しても.exr(hdr画像)は自動的に保存される。tif形式は24ビットの色情報が持てて良いという話もあるが、現時点ではよくわからない。

参考)Convert Spherical Render into 360 YouTube Video – Daz 3D Forums

不具合あり? Canvas指定すると一部のCutout指定が透過されない

地面に落ちるモミジ、なぜか透過がされていなかった。木についている葉っぱなどはちゃんと透過できているのに、ここだけ透過しない。

なお、Canvas指定をしない場合は、ちゃんと透過されていた。

この現象は、「葉っぱを非表示にする」という逃げ技で回避した。

生成したexr画像をDAZ STUDIOの背景HDR画像として使う

設定手順は以下の記事そのまんまだ。

HDR画像をDAZ StudioのIrayレンダリングの背景として使う
無料で手に入る360度画像(HDR画像)をDAZ STUDIOの背景に使う方法を覚書してみたい。 Render Settingsタブにて、EngineをNVIDIA Irayに設定、EnvironmentのEnvironment ...

ただし、なぜかDAZ STUDIOの生成するHDR画像は輝度がめちゃ高に設定されていて真っ白になる。そのため、値をかなり小さくすることで調整するのだ。

Render SettingsのEnvironment Mapに上記で生成したexr画像を指定し、値を0.0001に設定する

DAZのフォーラムでは、この部分の値は、0.0002くらいが良いということになってた。

参考)Creating HDRI from a scene – how? – Daz 3D Forums

画像の指定は、Environ Mapの四角い画像のところをクリックするとメニューが出てくるので「Browse」を選んで、画像ファイルを指定する。


▲背景:茶屋セット 茶菓子やそば・うどんが妙にリアル フィギュア:DAZ Ruyun and Ruyun Hair for Genesis 8 Female 女王感のある美女フィギュア

上記の画像は4Kだが、解像度が足りなくてぼやけている。うーん、8Kくらいにしないとダメかも…。

レンダリングが待てない場合、JPGレンダリング画像をHDR画像に加工する

上記のexrを使う方法は、目的としてはパーフェクトなのだがレンダリングに時間がかかりすぎる。4K画像でも3~4時間は軽くかかると思う。ノイズが全然取れないし、なんせ360度に張り巡らせて背景として使うので解像度が荒いと目立ってしまうのだ。

そこで、レンダリング時に360度のjpg形式として保存しておき、デノイズ加工をするのがレンダリング時間の短縮になる。下記のデノイズツールは無料出し、レンダリング画像に対してかけられる。デノイズ処理時間は30秒もかからない。

DAZ STUDIOでIrayレンダ画像をAIノイズ除去
Blender2.81搭載のAIノイズ除去機能を、DAZ STUDIOで使う覚書。 ▲舐められ:Sue 舐め:CO Reine  この方法は、2時間レンダしたけどノイズが残っちゃったよ!設定変えて再レンダするのヤダ!というと...

ただ、jpg画像だとRender Settingsのenvironment mapとして光源がわりに使うには光量が足りない。

そこで、レンダリング時にRender SettingsのExposure Value(EV)をいじって、「露出オーバー、露出通常、露出アンダー」の3種の画像を作ってHDRに合成するのだ。

  • Exposure Value 11くらい = 露出オーバーの明るい画像
  • Exposure Value 13(デフォルト) = 通常画像
  • Exposure Value 15くらい = 露出アンダーの暗い画像

実際の手順は、「Exposure Value を変更して、レンダリングして、画像保存」を3回繰り返す感じ。

下の画像、背景はHDRIだ。明るさのバランスは、そこそこいい感じ。

360度画像を背景として使う方法と、jpgをHDRに合成する方法は以下を参考に。

DAZ STUDIOの背景にTHETAの360度画像を使う
THETAという360度カメラで撮った画像を、DAZ STUDIOで使う覚書。 THETAというのはコレ。 関連)RICOH THETA SCゲット! 3DCGに興味があって、360度カメラが発売されてて、とり...

まとめ

  • カメラの設定でLens Distortion Typeをsphericalにすると360度画像が描画できる
  • Render SettingsでEngineを「NVIDIA Iray」にする必要あり

なお、Render SettingsでEnvironment の光源として使うと、

タイトルとURLをコピーしました