HDR画像をDAZ StudioのIrayレンダリングの背景として使う

無料で手に入る360度画像(HDR画像)をDAZ Studioの背景に使う方法を覚書してみたい。

Render Settingsタブにて、EngineをNVIDIA Irayに設定、EnvironmentのEnvironment MapをHDR画像に変更する。

Environment Modeを「Dome Only」に、Draw Domeを「On」にする

Draw DomeをOnにすると、背景にHDR画像が表示される。

Viewportタブにて、プレビュー表示を「NVDIA Iray」にする。

フリーのHDR画像が手に入るサイト

DAZでHDR画像が販売されているが、無料で手に入るサイトもあり。たとえば、HDRIは無料でゲットできる上、商用利用も可能なライセンスとなっている。


HDRI Haven

貴重な室内のHDR画像もあるのが嬉しい。

360度カメラ THETAの画像を使う

THETAは、360度画像をjpgファイルとして保存できる。

DAZ Studioの背景として使うには、このjpgファイルをEnvironment Mapに指定するだけでOK。

RICOH THETA SCの使い方 初心者もかんたん、360度カメラ
シャッターボタンを押すだけで、周囲360度が撮れてしまうカメラ。基本、ボタンを押すだけなので私のような初心者にも使いやすいのだ。充電しながら撮影できるのかとか、そういう細かいところを使いながらまとめてみた。

ただし、フツーのjpgファイルだと光源用としては暗くなる。背景の画像はいい感じだけど、フィギュア等に当たる光が暗すぎるというか。

HDRにシャドウキャッチャー(影)や映り込み、マスクをつけるには、DAZの専用ツールを使うのが簡単で良いと思う。

Iray HDRI Toolkit 影受けや映り込み、マスクオブジェクトの詰め合わせ
こんな感じで、HDR背景と3Dオブジェクトをうまいことなじませるセット。 上の例は、下半身をマスクするOcculuder(オクル―ダー?)と、水面に軽く反射をさせるReflector(リフレクター)を使っている。あと、影を落とすためのCat...