モーフランダマイザーと呼ばれる、モーフをランダムに指定するツールだ。
Daz3D Morphs Randomizer – Script – ShareCG
2年前に無料公開されているスクリプトだが、現在でも問題なく使える。
Morphs Randomizer インストール方法
ダウンロードして解凍すると、以下のファイルが現れる。
DAZ StudioのContent Library(Window→Pane→Conent Libraryで出現)で、好きなフォルダで右クリック→Browse to Folder Locationを選択
Windowsのエクスプローラーが開くので、その場所にファイルをコピーする。
Content Libraryのコピーしたフォルダで、右クリック→Refreshを選択して、先ほどコピーしたファイルが現れたらインストール成功だ。
アイコンがぶっ壊れた感じになっているが、これを治すのはとても面倒くさいのでスルー。
Morphs Randomizerの使い方
「Choose a body part」から、パラメータ変化させたいパーツを選ぶ。
右のスライダーの意味はこんな感じ。
- Min count of morphs to merge 変化させる最小モーフ数
- Max count of morphs to merge 変化させる最大モーフ数
- Sum of morphs vales モーフ値の合計
- Exlude assymetric morps 非対称のモーフを除外する(1で除外)
変化するパラメータは0もしくはランダムな値になる。minとmaxで変化させたいモーフ数を決める。
Sum of morphs valuesは、モーフ設定値の合計で、あまり数が小さいと変化が小さすぎ、大きすぎるとパーツが破綻して爆発状態になったりするのだ。min、maxの値も踏まえて決めると良いんじゃないだろうか。
exclude assymetric morphsは、非対称(右専用、左専用とか)のモーフの値を変えないためのもの。表情モーフなどに使うときは値を0(=off)にしておくと、左右非対称のいい感じの表示が出来るかも知れない。
※パーツを選択してもダメっぽい。Sceneタブでフィギュア名をクリックして選択するようにしよう。
スクリプトをカスタマイズする
このスクリプトは、.dsa形式で作られていてフツーにいじれる。ありがたい。
スクリプトMorph Randomizer-Configをテキストエディタで開いて、上部を変更すると、任意のモーフターゲットを対象にできる。
var morphs categories = … の箇所を、EJ Body Shape And Detailのモーフに差し替えてみた。
var morphs_categories = {'EJPOSE Abdomen' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Abdomen', 'EJPOSE Arms And Hands' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Arms And Hands', 'EJPOSE Back' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Back', 'EJPOSE Abdomen' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Abdomen', 'EJPOSE Breasts' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Breasts', 'EJPOSE Full Body Shape Presets' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Body Shape Presets', 'EJPOSE Glutes' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Glutes', 'EJPOSE Legs And Feet' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Legs And Feet', 'EJPOSE Lower Body' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Lower Body', 'EJPOSE Natural Imperfections' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Natural Imperfections', 'EJPOSE Neck And Collarbone' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Neck And Collarbone', 'EJPOSE Shoulders' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Shoulders', 'EJPOSE Thorax' : 'Actor/Full Body/Real World/EJ Body Shape And Detail/Thorax'};
オリジナルのファイルをいじるのは気がひけるので、Morph Randomizer-Config2という名前で保存。実行するとこんな感じ。
Morph RandomizerとMorph Randomizer-Configは、内部でテキストファイルを使って連動しているっぽい。なので、Moprh Randomizer-Config3とか4とか5とか、無限に増やしていってもOKだ。
その後、Morph Randomizerをダブルクリックしまくると…。
モーフパラメータがランダム設定され、適用するたびに体型が変わる。ガチャを引くような感覚でSSレア体型を引きあてるまでスクリプトを適用しまくれば、いつかは神体型が出てくるかも…?
SimTenero Randomizer2とどう違う?
DAZには、有料のモーフランダマイザーが売られている。値段は39.95ドルと結構お高い。
上記製品の最大の違いは「ランダマイズ実行」のための専用画面がある点。フリースクリプトでは、ランダム対象を「頭」「胴体」などのざっくりした単位でしか指定できないが、SimTenero Randomizer2は、細かくモーフを指定してランダム化を掛けられる。
また、頭をランダムモーフ、体をランダムモーフ、やっぱり気が変わって頭をもう一度ランダムモーフ…という手順が、より簡単にできる。
逆に言うと、仕事でモーフキャラクターを作るのでない限りは、フリー提供されているスクリプトで充分な気がする。