Victoria 8.1 リリース。リアル表情、リアル目、リアル歯

周辺筋肉が連動して動く自然な表情モーフ、目のウルミが自然になったシェーダーなど、よりリアルさを増す仕組みが追加されている。

たしかにある程度引いて見たときの目や肌の質感がヒトに近づいてるように思える。

Victoria 8.1のリアル表情、リアル目、リアル歯

おもにリアル化する方向に拡張されているV8.1。順に見ていってみよう。

Genesis 8.1は、FACS（Facial Action Coding System）に基づく63のモーフを導入。より自然に見える表現と利用可能な表現の多様性を促進します。FACSはプロのアニメーターによって使用され、顔認識などの研究で利用されます。
顔の表情を個々の筋肉の動きに分解、リアルな顔のアニメーションとカスタム表情を作成するための高速パスを実現。
フェイシャルコントロールリグはジェネシス8.1に標準装備。
表情の改善により、さまざまな感情を表現しやすくなります。

Auto Face Enhancerっぽいのが標準装備された感。

Genesis 8.1は、新しいPBR（Physically Based Rendering）スキンシェーダーを追加。リアルタイムプレビューで美しく描画できる。（アニメに使いやすくなる？）
Genesis 8.1スキンシェーダーは、サブサーフェススキャタリング（ろう状の少ない肌）が改善、信じられないほどリアルな肌を実現します。
Texturing.xyzのパートナーからのMicroSkinタイリングマイクロ法線マップを活用するためのサポートが追加されました
パイプラインに新しいプロセスとリソースが追加され、スカルプトとテクスチャの間の詳細がより一致するようになり、よりリアルになりました。
ピクセル密度と継ぎ目を改善するためにUVを更新。
Daz Studioのデフォルトリソースパッケージ（DIMまたはDazCentral）を4.15+に更新する必要あり。

肌の質感がよりヒトっぽく進化。UVは新しくなるけど、Genesis 8はマルチUVに対応しているので旧UVを選べば8.1に旧G8のテクスチャを適用できるっぽい。

プレビューのPBRでリアルに描画できるんなら、レンダリング時間を節約できてとても嬉しい。

PBRスキンシェーダーという高速プレビュー表示に対応したシェーダーが搭載され、本レンダしなくてもそれなりのクォリティが出るようになるっぽい。

目、まつげのリアル化はすごい。すごいけど、引いて見たときにどのくらいインパクトがあるんだろうという気はする。

Genesis 8.1ではまつげ、シェーダー設定、涙のジオメトリ、アイリス（虹彩、黒目周りの瞳部分）のスカルプトとテクスチャが改善、目の領域のリアリズムが向上。
より多くのコントロールを備えた新しいまつげ。
目と目の領域のシェーダー設定が改善され、UVが最適化されたため、目のテクスチャ差し替えが簡単になります。
Genesis8.1のキャラクターには、虹彩の非常に詳細なスカルプトとテクスチャが使用されます。

歯のヌラッとした感じもリアル。以前はプラスチックぽかったような気がする。

歯はとてもリアル。歯茎はもっとヌラッとしてていいんじゃないだろうか。

対比で唇が乾いて見えるので、そのへんはどうにかならないんだろうか。旧G8でも唇のグロス（テカらせる）は普通に付属していたが…。

個人的には、体毛はいらない気がする。

「解剖学的要素」…というのは、女性器、男性器の付替えができるということか？マニアックな世界…。

8.1は旧V8のアイテムを問題なく利用できる。髪の毛、衣服、モーフ、ポーズを使い回せるってことだな。

だけど、8.1の新機能は旧V8には使えないので上位互換という扱いになっているようだ。

なお、V8.1を使うにはGenesis 8のデフォルトリソースパッケージを4.15以上にアップデートする必要あり。