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DAZ STUDIOの日本語化

DAZ Studioを日本語化したときの使い方

DAZ Studioの日本語化
▲メニューが日本語に!

DAZ STUDIOが日本語化されていたら、作業効率が256倍になるかも知れないと思って、メニューを日本語化した記録。

といっても、メニューが半分くらい日本語化できただけだが、嬉しかったので紹介したい。私が初心者のころにこれを見ていたら、ウヒョッ!と喜んだだろうなぁ。

このソフトがバージョンアップしていく過程で、ある程度のメニュー名が外部リソースファイルに外出しになり、編集可能になったことで、メニューを日本語に差し替えられるようになったんだと思う。

注意点は以下の通り。結論から言うと、試しに日本語化してみてもいいけど、日本語化のデメリットも大きいので、あまりおすすめしない

DAZ STUDIOの日本語化の注意点

あと、致命的なデメリットとして、ネットなどで紹介されているDAZ STUDIOの操作は英語メニュー前提なので、日本語化してると、解説内容と手元のDAZ STUDIOの表示が一致しなくて、んだこりゃ、どこのこと言ってんだ、ああん!?ということが起こる。

DAZ Studioの日本語化

DAZ Studio 4.12用に編集したファイル(Default Advanced.dsx)はこちら。

Default Advanced

※4.13以降の新しいバージョンに適用するとメニューがおかしくなる可能性あり。

下記ファイルに上書き後、DAZ Studioの画面上部メニューから、Window→WorkSpace→Update and Merge Menusを実行で日本語化される。

  • C:\Program Files\DAZ 3D\DAZ Studio4\resources\menus\Default Advanced.dsx

詳しい手順は以下。

DAZ Studioのメニューの日本語化の詳細な方法

ざっくり言うと、メニュー名等が記述されているリソースファイルを書き換えることでメニューが日本語になる。

オプション一発で書き換えられるわけじゃないので、まあまあめんどくさい。

DAZ Studioの設定ファイルを書き換える

DAZ Studioのインストールフォルダから、以下のファイルを編集可能なフォルダ(マイドキュメントなど)にコピーする
対象ファイルのバックアップを取っておく
対象ファイルを直接編集しようとすると、「上書き禁止」になるため、いったん適当なフォルダにコピー。対象ファイルは以下の通り。
  • C:\Program Files\DAZ 3D\DAZ Studio4\resources\menus\Default Advanced.dsx

念のため、上記のファイルは別の名前をつけてコピーを取っておくなど、万が一に備えてバックアップしておこう。

でもまあ、最悪ソフト本体を再インストールすればいいので、さほど気にしなくてもいいかも。

コピーしたファイルの「Label=”…”」の部分を日本語に書き換えていく
例えばこんな感じ。
DAZ Studio 日本語化手順 ファイル編集
 ↓
DAZ Studio 日本語化手順 ファイルのLabelを日本語に差し替え
同じ記述が結構出てくるので、例えばテキストエディタで「Label=”Copy”」を「Label=”コピー”」に一括置換したりすると、書き換えの手間が多少減る。
UTF-8形式で保存する
テキストエディタで「名前をつけて保存」する際に、形式を「UTF-8」で保存する。SJIS形式で保存してしまうと、日本語にした部分が文字化けを起こすので注意。
DAZ Studio 日本語化手順 Default Advanced.dsxを保存
編集済みファイルを、C:\Program Files\DAZ 3D\DAZ Studio4\resources\menus\Default Advanced.dsx に上書きコピー
管理者権限がどうとかエラーが出て失敗する場合は、管理者権限を持つユーザでコピーしよう。
DAZ Studioの画面上部メニューから、Window→WorkSpace→Update and Merge Menusを実行
DAZ Studio Update and Merge Menus
設定ファイルに沿って、メニューを更新するためのものだと思う。
実行すると、こうなる。
DAZ Studioで日本語化成功
ヒャアッッハァー! 日本語化ァーッ!
中途半端だけど、配下に項目を持つ部分が日本語になっている。
あれ?「Window」「Edit」「Create」という英単語がそのまま残ってる。
DAZ Studio日本語化できない箇所もあり
一部のツール(FluidosHeadshopなど)が、元の英語メニューで項目を作っちゃうのかな。

DAZ Studioの日本語化設定を保存

日本語化されたら、ワークスペースを適当な名前で保存しておくと、後から使い回しが出来て便利だ。

DAZ Studioのアップデート後にも設定ファイルが上書きされない(はず)なので、ぜひやっておこう。

ウインドウ→ワークスペース→Save Layout Asを選択

DAZ Studio:メインメニューから、Save Layout Asを選択

Nameに適当な名前をつけてAcceptをクリック

DAZ Studio:Save Layout As

保存された。Window→Workspace→Select Layout…から呼び出せるようになった。

DAZ Studio:Layout Saved

DAZ Studioを日本語化して困る点

DAZ Studioを日本語化して困る点

日本語化すると入力支援が効かない

どのくらい使っている人がいるのかわからないが、メニュー名の先頭1文字をキーボードから入力することで欲しい機能にたどりつく「アクセラレーター(入力支援)」が効かなくなる。

設定ファイルの書き方次第でどうにかなるのかも知れないが…。

追記)&ファイル→&Fファイルとすると、Fでアクセラレータが効くようになる。

表示は「Fファイル」となって見栄えが悪いので、(&F)ファイルとすると、Fがアクセラレータキーになって、表示も「(F)ファイル」となって見やすい。

※当ブログを読まれた方から情報をいただきました。

日本語化すると、操作解説と表記が変わる/DAZ Studioのバージョンアップで修正が必要

メニューを日本語化すると取っ付き易い感があるが、世の中にある操作解説は英語メニューベース。マニュアルPDFやビデオマニュアルだって、英語表記だ。

当ブログの解説も、英語メニューを前提にしている。

また、バージョンアップに従って、メニュー項目が増えると日本語化ファイルも修正する必要がある。

つまり、長い目で見ると英語メニューのまま使ったほうが良い気がするのだ。

当サイトの解説も、基本は英語メニューをベースにおこなっている。

日本語化したDAZ Studioを英単語表記に戻す

これまた面倒で、ファイルだけを差し戻しても表示が戻らないケースがある。

スッキリ元に戻すには、最新版をダウンロード&インストールしなおすのが良いだろう。正直言って面倒くさい。

非公式な方法なので、謎の不具合が出るのはしょうがないといえばしょうがないんのだが、やはりそのうち正式にメニューの他言語化に対応して、設定一箇所で日本語表示に切り替わるようにして欲しいところだ。

DAZ Studioの日本語化 まとめ

結果として「日本語化してみたけど、いまいち使えなかったわ」という感じだった。

でも、以前調べた時は、一箇所たりとも日本語化できないガチガチのガード状態だったのだから、そのうち設定をちょいと変えるだけで急に全部日本語化される日が来る…かも知れない。