β版だが、DAZ AI STUDIOが開放された。
▲DAZ AI STUDIOで生成した画像
DAZっぽさがありつつも、ライティングなどの自然さが完璧である。
DAZ AI STUDIOの使い方(クイックスタート)
公式サイトの「DAZ AI STUDIO」から行ける。
↓直接AI STUDIOが開くリンク
使い方は単純で、プロンプトを入力して、GENERATEボタンをクリックするだけ。
2~30秒くらいで1枚の絵が出てくる(時間帯とか混み具合による)。無料プランだと同時に4枚生成可能だ。
AI生成らしく、意味不明な絵が時々出てくる。たぶん、StableDiffusionにDAZのレンダ画を学習させたLoRAを入れてるとかそんな感じの仕組みじゃないだろうか。
生成には、DAZ側のサーバを使うので、手元のパソコンのスペックが関係ないのは良いかも知れない。
生成された画像にカーソルを合わせると、ダウンロードのアイコンが表示される。クリックで画像ダウンロード。
ダウンロードアイコン右側のアーモンドみたいなやつは「シード」(=SEED、種)。クリックすると、左下のSEEDに値が入る。この状態で生成すると、同一プロンプトからは同一画像が出力されることになるのだ。
プロンプトをちょっとだけ変えたい、でも絵は大きく変えたくない、というときに使う。
プロンプトは、内部でセンシティブ判定みたいなのをしてるのかな…GENERATEボタンは押せるけど、エロプロンプトには全然画像が出てこない。永遠に待たされる感じ。
DAZ製品をシーンに出せる
他の画像生成AIと違う点として、DAZ製のアイテムをシーン内に出せるというものがある。
2024年6月時点で、6フィギュアが使えるようになった。
背景や小道具も出せるようになるらしい。(現在、鋭意学習中ということか?)
たしかに、3DCGならさまざまな角度からの画像を学習できるとは思うんだけど、AIに組み込む意味はどのくらいあるんだろうか…。
毎回一貫した顔、髪、服の人間が出せたら、それは画期的だと思う。
DAZ AI STUDIOの料金
完全無料のFREE PLANと、3.99ドルプランがある。有料プランは、画像の生成数が限度なしで、優先して処理されるので生成が早く、いろんな機能が開放される。また、新機能の早期お試しも可能である。
FREEプランの生成数限界は月にどのくらいなんだろう?わからないけど、とりあえずプレミアムプランを契約。
Premiumプランのオレンジ色の「SUBSCRIBE」クリックで、カートに使用権が入り購入できる。
プレミアムプランでも「爆速!!」というほどのスピードは出ない。(フリープランよりは、生成時間が安定しているかな、くらいの感じで、1枚15秒~20秒くらいで出る)
開放されてる機能もプロンプトの優先度とか同時8枚描画くらいなので、そこまで価値はないかな…。いずれ、Image to Imageとかの目玉機能が出てきたら考えればいいんじゃないか。
DAZ AI STUDIOの解約方法
そこそこ遊んで、最近あんまり機能も進化してないし使ってないので解約した。
MY Account→AI STUDIOのページで、Cancel subscriptionをクリックすると、解約できる。
以下のような画面が出てくるので、CANCEL SUBSCRIPTIONをクリックすると、解約完了だ。
表示が変わり、「Next Payment」だったところが、End of Subscriptionになる。
即終了というわけではなく、End Of Subscriptionの日付までは機能が使えるのだ。
今後、出てくる予定の新機能
Stability AIの最先端のAIモデルSDXL 1.0を活用し、継続的に機能拡張やアップデートが行われる予定だそう。
いまのところ、画像のアップスケーリングやインペインティング、画像からの画像生成などが有料会員向けに予定されているが、現在はまだ「予定」。
いまいちウケなかったら、なかったことになるかも知れない。
DAZ AI STUDIOのまとめ
フォーラムでは、「こんなの各自でStableDiffusion使えばいいじゃないか!」みたいな意見が出てた。逆に、もうAIでいいじゃないか、という意見も。
- Daz AI Studioの登場により、Daz Studioの役割や必要性について疑問視する声がある。AIによる画像生成が発達し、ポーズ調整やキャラクターの一貫性維持なども容易になったら、わざわざDaz Studioを使う意味がなくなるのでは意見。
関連)fooocusの使い方(マイPCで稼働するStableDiffusionの一番簡単なやつ)
でも、何の準備もせずにプロンプトだけ入れたら画像が出てくるっていう環境は、小難しいことをしなくてもキレイな絵が出るんだから、間口が広がってとてもいいんじゃないだろうか。パソコンのスペックも全く関係ないし。
あと、一般のAI生成と違って、あえて「3DCG臭を残した画像」が生成されるのもいいと思った。