ペイントソフト、アイビスについて覚書してみたい。
アイビスペイントの特徴
イラストやお絵描きを楽しむためのソフトウェアとして使われている、クリスタとアイビス。
何がどう違うのか、まずはアイビスペイントを見て行きたい。
アイビスペイントは、ダウンロード数世界一を誇るペイントソフト。
Windows、iPhone、iPad、Androidで使える。基本機能は、広告つき無料で使えて、広告を消す有料オプションもある。
ただし、Windows版だけは扱いが別で、無料版は基本機能とベクターツールのみに加えて、1日1時間までという制限がつく。
買い切り(プロアドオン)は、3,450円、サブスク(プレミアム会員)は月額300円と安い。
買い切り、サブスクで、以下の機能が開放される。
- ベクターツール
- プレミアムフィルター
- プレミアム調整レイヤー
- 作品並べ替え
- キャンバス画面背景色設定
- プレミアム素材
- プレミアムフォント
- プレミアム紙質
コマ割りなど、漫画を描くのに必須の機能もついてる。
関連)54. コマ割りツールでマンガ作成 – ibisPaintの使い方
擬似的ではあるが、「マイギャラリーを使って擬似的に複数ページ管理」もできる。
フリーソフトは、急にサポートが終了してしまうのが心配だが、アイビスはバージョン12.0となり有料版もあるので大丈夫だろう。
ぶっちゃけ、有料版でもクリスタより安いしこれでいいんじゃないの?という気がしてくる。
そんじゃあ、クリスタとアイビスの違いはなに?
クリスタとアイビスの違いは?
Windowsで使う場合、アイビスの買い切りとサブスクの違いは、サブスクのみ素材集と20GBのクラウドストレージがつく点だ。
なお無料版は、1日1時間で基本機能のみなので、本気で絵を描くには使えないだろう。アイビスペイントWindows版は、「お試し用」と考えよう。
機能面と値段はどうなの?
感覚としては、機能面ではアイビスペイントWindows版サブスク(月額300円、年額2,950円)=クリスタペイントPRO(5,000円)といった印象。
使い勝手はどうなの?
初見での使い勝手は、アイビスのほうが優れていると思う。もともとスマホ版だったためか、直感的に使えるのだ。
ただし、クリスタには、好きなようにユーザインタフェースをいじることができる「カスタマイズ機能」が充実。デフォ状態では使いにくいが、自分好みに使いやすく変えていけるという点がプロ好みと言えるだろう。
関連 クリスタのツール配置
メジャー度から言うと、やはりクリスタの方が上。ユーザやサードパーティが公開している、有料・無料の素材や時短に便利なオートアクションなどが便利すぎてやめられないのだ。
また、使い方のコツなどノウハウの数もクリスタが圧倒的だ。
クリスタの難点は、多機能すぎて複雑、カスタマイズしないと使ってられないという点があげられる。
クリスタとアイビス、どっちがいい?
アイビス有料版とクリスタPRO、機能はだいたい同じで値段もそこまで大きく変わらないので、どっちでもいいかも。
ただ、本格的に漫画を描きたい場合、クリスタにはEX版があるが、アイビスにはないという点が異なる。
クリスタかアイビス、どうやって決めたらいいの?
「そのうち漫画をたくさん描きたいんだよな」という人は、とりあえずクリスタPROがいいだろう。(将来、EXへのアップグレードパスもある)
逆に、安くて機能が充実してればオッケーという人はアイビス有料版だ。
クリスタにも1ヶ月無料版があるので、とりあえず触ってみて、どちらが手に馴染むかで決めるのがいいんじゃないだろうか。
> アイビスペイント公式サイト(Windows無料版は1日1時間)
> クリスタお試し無料版(30日間)