Blenderのひび割れアドオン Cracker
ビキィッ!とひび割れた地面とかを簡単に作れるBlenderアドオン。
blenderで作って、objとしてDAZ STUDIOに持ち込めるので、使い勝手がいい。
板状のものにしか使えないので、岩とか体積があるような物体は、フリーのcell fractureとかを組み合わせるといいかも。
関連)Blender cell fractureの使い方とひび割れ
Crackerアドオンとは?
Crackerは、Blenderで簡単にクラックを作成できるアドオン。舗装道路や古代の遺物など、様々なオブジェクトにリアルなひび割れを追加できるのだ。
それっぽくするには、手作業でやらなきゃいけなかった複雑なクラック作成プロセスを、ボタン一つでポンっと実現してしまえるというワケ。
Crackerの主な機能と使い方
ざっくりした基本操作
- オブジェクトを選択
- Ctrl + Wを押す
- 見た目を調整
- 適用
これだけで、ひび割れができる。かんたん。まあ、多少パラメータいじるとかはあるけど。
特筆すべき機能
- 物理ベースの接地: クラックの入ったオブジェクトを自動的に地面レベルに配置
- リアルタイムプレビュー: 調整結果をその場で確認可能
- 直感的なホットキー: ワークフローを大幅に効率化
- Stomperツール: Ctrl + Rで衝撃効果をシミュレート
- Material Breaker: Alt + Yでガラスの破砕などに最適
- 詳細度コントロール: マウスホイールで簡単調整
- 複数クラック: Shiftを押しながら適用で、オブジェクトを分離せずに追加可能
Crackerを使ってみた感想
いやー、使いやすい。Blender本体の操作はクセがあるんだけど、Cracker アドオンはめっちゃ簡単。直感的に使って、リアルタイムで結果が見られる点が素晴らしい。
特に、StomperツールとMaterial Breakerは秀逸。衝撃によるクラックや、ガラスの破砕効果を簡単に再現できるので、シーンづくりに幅が出ると言えるだろう。
操作が簡単なのに、カスタマイズ性が高いという点も良い。回転、ノイズスケール、幅、移動、曲げなど、細かな調整が可能で、思い通りのクラックを作り出せる。
Crackerの注意点
- Material BreakerはBlender v3.4.0以上でのみで動作。
- 丸いオブジェクト(花瓶やカップなど)には使用できない。板状専用という感じ。
- それっぽいんだけど、パターンは物理的に正確ではない。(でも、そんなのどうでもいい)
まあそんな感じ。ときどきセールで安くなってるので、ウィッシュリストに入れてチャンスを待つといいんじゃないだろうか。
ウィッシュリストは、リボンに+みたいな形のアイコンをクリックすると入れられる。