※最新の11.2にアップデートすると、英語版・日本語版の切り替えができるため、LanguageをEnglishに切り替えて、このバグを回避できる。
Poser11日本語版には、けっこうひどいバグがあるらしい。
依存パラメーターと言えばいいのか、2つ以上のパラメータを連動して動かす設定画面が、まるごと1つ消失しているらしいのだ。
具体的には、フィギュアなどのパラメータパレット上で「Edit Dependencies」をクリックしたときに出てくるウインドウに「Value Operations」というタブが出てこない。
原因
Poserのインタフェースは、言語ごとに設定ファイルが用意されている。(たぶん)日本語用のインタフェース設定ファイルが間違っている。
ざっくり見たところ、英語用の設定ファイルには以下の記述があるのだが…
日本語用設定ファイル(Japaneseフォルダ以下)にはこの記述がない。何かがおかしいのだ。
(とりあえずの)対処方法
ざっくり言うと、インタフェース用の設定ファイルを、英語用のファイルに置き換える。
※以下、実際にPoser日本語版を使った方のレポートに沿って、記事を一部修正。
Poser11用ユーザインタフェース設定フォルダは以下の通り。
<Poser11インストールフォルダ>\Runtime\ui
私の場合は、以下のフォルダにインストールされてた。
C:\Program Files\Smith Micro\Poser 11\Runtime\ui
このうち、以下のファイルが「依存パラメータ」の画面設定ファイルだ。
dependentParmEdit.xml
具体的な作業手順
※以下の作業は、Poserを終了させた状態で行う。
1.設定ファイルを適当なフォルダにコピーするなりしておこう。いざというときに、元のファイルに戻すためだ。
C:\Program Files\Smith Micro\Poser 11\Runtime\ui\dependentParmEdit.xml を適当なフォルダにコピー。
2.<Poser11インストールフォルダ>\Runtime\ui\altUI 以下にこんなフォルダがある。このうち「Japanese」が日本語版用のフォルダだ。
3.以下のとおりに、ファイルを上書きコピーする。
コピー元
<Poser11インストールフォルダ>\Runtime\ui\dependentParmEdit.xml
コピー先
<Poser11インストールフォルダ>\Runtime\ui\altUI\Japanese\dependentParmEdit.xml
4.Poser起動
試したかたによると、結果、表示が一部日本語化されたりして怪しい雰囲気になるけど、無事にタブが表示されたとのこと。
まあ、めったに使われない機能なんだろうけど、「画面があるかどうか」ぐらいは、ちゃんとテストしてから発売して欲しいところ。
それはともかく、Poserが好きで遊んでいる者として、何かの役に立てたのなら幸いである。