美女顔を作ることを、もっとも不得意とする私が、黄金比を使ってLa Femmeの顔を美女化してみた。


具体的には、黄金比のテンプレートをLa Femmeの顔に当てて、顔のパーツ配置や大きさ調整をおこなったということだ。
こちらの記事を参考にした。
黄金比の顔を持つ芸能人ランキングTOP25【画像付き】 | RANK1[ランク1]
これによると、美しい芸能人はベースが黄金比(1:1.6)になっているのだという。そして、少しだけ黄金比から外れている箇所が、特徴となってより魅力を引き立てているようなのだ。
黄金比がベースになっているもので有名なのは、ダ・ヴィンチのモナ・リザ。
なお、立正大学大学院の九島教授の論文によると、日本人の平均顔は、顔の幅と顔の長さが1:1.35になっているそうだ。
人間の顔って、奥が深い。出来上がった顔がコレ。
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あれ、この顔、家売る女のときの、北川景子さんじゃん。違うかな。

La Femmeオリジナルは、少し幼い感じに調整してあるのかな。
やり方
プリミティブの平面(Plane)オブジェクトに、テンプレート画像を貼り付けてモーフの位置を調整した。
具体的にやってみよう。
テンプレート画像のダウンロード
こちらのサイトで公開されている画像をファイルとして保存する。
Repose Frontal Mask Application – Marquardt Beauty Analysis

わかりにくいけど、ページを少し下にスクロールさせると「Click here」と書いてある箇所がある。「画像を名前をつけて保存」とかで、ファイルに保存。
テンプレート画像を正方形に整形
正方形の平面オブジェクトに貼り付けるので、縦横比を1:1にしたい。
なんていうのかな…単純に縦横比を拡大縮小じゃなくて、余白を追加したあとに正方形にトリミングしたいのだ。

やり方は、各自適当に検索してやってみて欲しい。
私は、Photoscapeという画像編集ソフトを使って、余白を250px追加したあと、正方形にトリミングして作った。
Poserにテンプレート画像を取り込む
取り込むというか、平面オブジェクトにテクスチャとして画像を貼り、半透明にするだけだ。
Poser付属のone sided squareをシーンに呼び出す。

↑これじゃなくても、テクスチャがそのまま張り付く正方形オブジェクトならなんでもOK。
one sided squareをクリックして選択状態にする
マテリアルルームを開く

マテリアルルームの何もない箇所で右クリックし、
New node→2D Textures→image_mapを選択

image_Mapノードが現れる。
Image_sourceのNoneの箇所をクリックし、先ほど正方形に整形した黄金比のテンプレート画像を指定する。

Image_mapノードから、PoserSurfaceのDiffuse_Colorの二重丸にドラッグ操作して、「接続」する。

PoserSurfaceノードの、
Specular_Valueを0に、
Transparencyを0.3に変更

Transparencyは、透明度。好みの透け具合に調整すると良いだろう。
フィギュアの顔パーツ配置を黄金比に調整
Materialルームから、Poseルームに戻る。
シーンにLaFemmeを呼び出し、先ほど設定したone sided squareを、LaFemmeの顔のあたりに持ってくる。

下記の「Camera Controls」のメニューをクリックし、Face Cameraを選択。

これで、顔の真正面からパースなしで表示するFaceカメラに切り替わり、作業がしやすくなった。

one sided plane(ここではsquare_2という名前)のScaleやyTranを調整して、ざっくりLa Femmeの顔に合わせる

La FemmeにINJ All Face Morphsを適用。
場所は、ポーズ→rpublishing→lafemme→face morphs

LaFemmeの頭部(Head)を選択状態にし、顔のパーツ位置や大きさなどをテンプレートに合うよう調整していく。

まとめ
美しい上に特徴的な顔を作ろうとすると、一箇所だけ黄金比を外れたような「崩し」が重要になってくるっぽい。
また、日本人は黄金比より白銀比が好き、という情報もあって、もうよくわからなくなってきた。
そうだな…好みの芸能人顔の輪郭・目鼻口の位置やサイズをテンプレート化して、Poserの顔いじりに当てはめていけばそれでいいんじゃないか?
関連して、魅力的な笑顔を黄金比を使って作ってみた。けっこううまくいってる気がする。
