Ghost Dynamicsは、付属のハンドで触った部分をリアルにへこませるツール。
私は直感的に理解した。女体を触りまくって、乳や尻を揉みしだくシーンを作るための超絶テクノロジーだと。
その実態は、DAZ Studioのsmoothing modifierという機能を使ったフィギュア変形を応用したものだった。
smoothing modifierは、服のはみ出しなどを簡単に修正するのによく使われる機能で、当たり判定フィギュアやオブジェクトを指定すると、「突き抜け」が起こらないように上手いこと変形してくれるのだ。
Ghost Dynamicsの内容物
- ドキュメント
- 値判定用ハンドやプロップ類
- Smoothing modifier適用スクリプトや衝突パラメータ修正アイコン
実は、Ghost Dynamicsはスゴイ技術が使われているわけじゃない。DAZ Studioの機能、smoothing modifierを適用するスクリプトと、当たり判定用の単なるプロップがセットになっているだけなのだ。
つまり、この製品を買わなくても、本記事にあるような女体変形が可能である。細かい技術を理解せずに使いたい、という人だけ購入するといいんじゃないだろうか。
順に見てこう。
まず、ドキュメント。
ダブルクリックでPDFが開き、操作手順が読める。購入前にウェブで読むことはできないもよう。(ネタバレになるから?)
続いて、当たり判定用のプロップ。
色んな形の手や、球やシリンダなどの基本形状がグルーピングされてドン!と出てくる。
各プロップに特別な仕掛けはなく、テクスチャも貼っていないただの衝突判定用だ。
ちなみに当たり判定には、普通にフィギュアを指定することもできるが、リアルな凹みを作るには、独立したプロップを複数使ったほうが見栄えが良いのだ。
ちなみに、レンダリング時には衝突用プロップは非表示にして、フィギュアなどの指をプロップのあった場所に配置し、「手でつかんで、肌が凹んでる」感を出すように使うみたいだ。
最後にスクリプト類。
ADD Smoothingは、フィギュアにSmoothing modifierを適用するためのスクリプト。何かものすごいことをしているわけではないらしい。
数字が書いてあるのは、変形精度のパラメータ「Smoothing Iterations」と「Collision Iterations」をアイコンで調整するためのもの。
View On/Offはプレビュー画面から衝突判定プロップを表示・非表示するもの、Render On/Offは衝突判定プロップをレンダリング対象・非対象にするためのものだ。
Ghost Dynamicsの使い方
ざっくりした使い方をメモっておこう。後で画像も追加予定。
シーンにフィギュアを呼び出す
フィギュアを選択状態で、スクリプトの「Add Smoothing」を適用
これで、Parametersパネルで、フィギュア→General→Mesh smoothingにスムージング用パラメータが現れる。
衝突判定用プロップを呼び出し、プロップを適当に肌にめり込ませる。
Parametersタブにて、フィギュア(ここではDior)→General→Mesh SmoothingのCollision itemをクリック
衝突判定プロップを指定してAcceptをクリック。親オブジェクトを指定すると、配下の子オブジェクトが全て衝突判定対象になる。
フィギュアを選択状態にして、Ghost DynamicsのUtilitiesのCI 20アイコンを適用、さらにSI10アイコンを適用する。
しばらく待っていると、女体がメキョッと変形して、当たり判定箇所が凹むのだ。
スッゲェ!おもしれぇ!
なお、変形具合は、付属のCI XX、SI XXアイコンで変更してもいいが、慣れてきたらParamtersタブ→フィギュア名→General→Mesh SmoothingのSmoothing Iterations、Colision Iterationsの値を直接変えてもOK。
こちらをいじるほうが試行錯誤しやすいだろう。
なお、Collision Iterasionは当たり判定精度を上げるもので比較的高め(50とか)に設定してもOK。
Smoothing Iterasionsは変形後の「ならし」精度を上げるもので大きくし過ぎるとフィギュアのディティールが飛んでツルッとしてしまうのとメチャ時間がかかるので、10~20くらいにとどめておこう。
パラメータを変化させると、見た目がどう変わるかをGIF動画にしてみた。
まず、衝突判定精度のCollision Iterations。
続いて、変形後のならし精度のSmoothing Iterations。
値が大きすぎると、体型がしぼんでしまったり、服のめり込みが発生したりする模様。
肌の膨らみ、凹み
商品説明を見ると、フィギュアの肌をへこませるだけじゃなく、ふくらませることもできるっぽい。
試してみた。
球をフィギュアのお腹に「少しめり込ませると、凹み」、「深くめり込ませると、肌が球を覆うようにふくらむ」という感じ。
めり込み具合で、凹みか膨らみかが決まるようだ。
Smoothingでフィギュアの体型が変わる
このアイテムを使うと、Smoothingで対象箇所以外も変形してしまう。
ディティールが飛んで困るという場合は、気をつけよう。
Ghost Dynamics まとめ
気をつける点があるというものの、オモシロツールであることは変わりない。
色々試してみようと思う。うまくすれば、服の食い込みにも使えるかも?