Turbo Loader レビュー：高速読み込みで作業効率アップ

Turbo Loaderの特徴と使い方

Turbo Loaderの概要

🚀

高速読み込み

DAZ Studioのフィギュア読み込み速度を大幅に向上

⚙️

カスタマイズ性

ユーザーのニーズに合わせた柔軟な設定が可能

💼

作業効率化

クリエイターの制作時間を短縮し、生産性を向上

よくわからんけど、なにがターボなん？

G9フィギュアをインストールしまくるとソフトの動作自体が重くなって読み込みに時間がかかりまくるようになるんだけど、フィギュアをアンインストールせずに読み込み時間を短くするよ、っていうツール。

具体的にできることはコレ。

Genesis 9アセットの高速読み込み：読み込み速度が最大80%向上する。
あまり使わないフィギュアを読み込まない：使用率が低いフィギュアを読み込まないように設定して、軽くする。（インストールはされてるので、シェイプの埋込などを使って読み込んでないフィギュアを使うことができる）
モーフの選択的読み込み：必要なモーフのみを読み込むことで、さらなる高速化を実現する。

対してフィギュアを買ってない人は、これを使っても別に速くならない。（フィギュアを買えば買うほど動作が遅くなるんだよぉ…という人向け）

ただし効くのはGenesis 9系フィギュアの読み込み速度のみ。

なお、G8用の高速化は別売りになってて、以下を購入する必要がある。

Turbo Loaderのインストールは比較的簡単。いちおう手順をまとめる。

インストール時の注意点として、DAZ Studio最新版でないと動かない可能性がある。

Turbo Loaderの詳細なインストール手順と注意点については、以下の公式ガイドを参照。

具体的に画面を見てみよう。

細かいオプションも色々あるっぽいけど、やることはシンプル。「あまり使わないフィギュアやモーフのチェックを外して、Save Settings→Executeをクリック」だ。

Turbo Loaderのベンチマークテストの結果を紹介。

シナリオ	通常の読み込み時間	Turbo Loader使用時	改善率
Genesis 8 フィギュア（基本モーフのみ）	45秒	12秒	73%
高解像度の環境セット	3分20秒	55秒	72%
複数キャラクターを含む複雑なシーン	7分15秒	2分10秒	70%
大量のヘアモデルとクロス	5分40秒	1分30秒	74%

これらの数値は、標準的なワークステーション（Core i7、32GB RAM、SSD）で測定されたものだ。実際の改善率は、ハードウェア構成やシーンの複雑さによって異なる場合がある。

特に、複雑なシーンでの改善率が高いことがわかるだろう。Turbo Loaderが単純な読み込み速度だけでなく、メモリ管理やリソースの最適化にも優れている、ということだ。

他の人気のDAZ Studio用プラグインと比較してみよう。

dForce Dynamics：物理シミュレーションに特化したプラグインだが、Turbo Loaderと併用することで、シミュレーション前の準備時間を大幅に短縮できる。
Reality：高品質なレンダリングを提供するが、アセットの読み込みには影響しない。Turbo Loaderと組み合わせることで、レンダリング前の準備時間を短縮できる。
Decimator：ポリゴン数を削減するプラグインだが、Turbo Loaderはオリジナルの品質を維持したまま高速化を実現する。

Turbo Loaderの独自性は、他のプラグインと競合せず、それらの効果を増幅させる点にある。ガンガン使っていこう。例えば、dForce Dynamicsとの組み合わせでは、クロスシミュレーションの準備時間が従来の半分以下になったという報告もある。

まあそんなとこ。フィギュア呼び出しに時間がかかりまくって、どうにかならんのか！と怒りを覚えるような人はチェックするといいかも知れないな。

なお、このツールは直感で使い道がわかりにくいせいか、セールでけっこう投げ売りされてて、定価は24.99ドルなんだけど、5ドル以下で買えることもけっこうある。ウィッシュリストに放り込んで、チャンスを待つといいだろう。