DAZにて、服を破れさせたり、泥や血で汚したり、シワシワにするツールを発見。
これを使うと、こういうことができる。
「任意の服を」ビリビリに破れた感じにしたり、汚したり、シワだらけにできるのだ!
切り抜きテクスチャをマテリアルに適用する、みたいな仕組みなのでどんな服にも適用可能なところがスゴイ。いろいろ試してみることにしよう。
服に穴を開ける
内部的には、DAZ StudioのShaderで、Cutoutに切り抜きテクスチャを設定しているだけだ。
だけど、アイコンダブルクリックで、服に穴を開けられるっていうのがわかりやすくて良い。
これは、なかなか見事にエロく破れてますなぁ、うっへっへっへ、という感じ。
穴をあける箇所を調整する
「穴を開ける」の手順で、欲しいところに穴が開かないときの調整方法。
これらのパラメータをいじると、穴の位置が移動するので目視していい感じの場所に穴が来るように調整する。
なお、Previewモードを「Texture Shaded」にしておくと、低スペックマシンでもリアルタイムに穴の位置が把握できる。
こんな適当な調整方法でも、そこそこ良い位置に穴が空く。
本格的にやるなら、切り抜き用(Cutout)を自分で一から作ることになる。
血や泥や油で汚す
似たような感じで、「汚し」の適用も可能。
Geoshellを使う方法と使わない方法がある。Geoshellを使う方法は、元の服に複雑なシェーダーが組み込まれていても別メッシュを作って適用するので万能感あり。
これで、Geometry Shellという、服の薄皮のようなオブジェクトがシーンに追加される。
この薄皮に切り抜き用画像とテクスチャを適用することで、元の服のテクスチャを生かしつつ、汚れのテクスチャを重ねられるのだ。
私は使い勝手を優先して、SurfacesタブをSmartContentタブの下に持ってきてる。デフォルトだと、DAZ Studioの右下にあるはず。なければ、画面上部のメニューからWindow→Pane(tabs)→Surfacesを選択して呼びだそう。
こいつは切り抜き用の画像っぽい。
服が血に染まる。
なお、何回もあちこちのアイコンを適用していると、テクスチャが切り替わらなくなることがある。たぶん、内部で何重にも設定を適用して、ワケわかんない状態になってるんだと思う。
そんなときは、Shaders→Iray→UtilitiesのGT !Remove All Stainsを適用すると、シミ関連がオールリセットされるので使ってみよう。
GeoShellを使わずに汚しをつける方法
シンプルなTシャツなど、特にシェーダーはテキトーでいいやという場合。
服の一部が白く染まる。
GT Colour xxxと名前のついたアイコンを適用。
服に汚れが適用された!
なお、シミのパターンを選ぶところで誤ってGeoshell用を適用するとこうなる。
私はこれで悩みまくった。Geoshell用と通常用はアイコンも全く同じなのでタチが悪い。
透けてしまった箇所は、Ripped→GT Remove All Rippedで戻せる。
服にシワをつける
さらに「シワ」も同じような感じで適用できる。
上記は、WrinkedのGT Wrinkled 3 Bump、GT Wrinkled 3 Displacement、GT Wrinkled 3 Normalを3つとも適用した。
NORMAL STRENGTH 5など、シワの強度を上げるユーティリティも用意されている。
Zbrushがあれば手動でシワをつけたりもできるが、この値段のアイテムで手軽にシワがつけられるというのは評価すべきことなのかも。
同時に2エフェクト
あと、「穴あけ」と「汚し」を同時に使う場合は、Layered Image Editor(LIE)を使うといいらしい。
これは、Surfaceタブのテクスチャをクリックしたときに、画像名一覧の中に出てくる「Layred Image Editor」を選択すると出現。
テクスチャと切り抜き画像を合成することで、透明部分に汚しを適用しないようにするっぽい。
でもさー、そういうのも含めてアイコンダブルクリックでやってくれればいいのになー!難しいのかな。