pwtoonでトゥーンレンダリング(アニメ調表示)

フィギュアを非リアルにアニメ調レンダリング(トゥーンレンダリング)する方法をまとめてみたい。

なお、下記の動作はDAZ Studio 4.12で確認済みだ。

pwToonでトゥーンレンダリング

そこで、DAZ Studio用の古いトゥーン表示用プラグインを引っ張り出してきた。旧世代の3Delightレンダリングで動作する。

10年前から売ってるプラグインだが、最新のDAZ Studio 4.12で普通に動いた。スゴイ。

pwToon 

ときどき投げ売り価格でセールに出されているので、ウィッシュリストに入れてセール待ちしておいてもいいだろう。

そして、pwtoonを使って出来たのがコレッ。

Sakura8のマテリアルは、Irayレンダリングに最適化されているので、そこそこ手を入れる必要がある。また、目の構造が他のG8フィギュアと違って専用パーツになっている点もハマりポイント。

なお、pwToonのパラメータについては、操・活・解さんの以下のページを参考にさせていただいた。開発元のposeworkも消滅した今、貴重な情報源である。感謝しかない。

操・活・解 pwToon その1:アニメ調レンダリングに挑戦

pwtoonでSAKURA8をトゥーンレンダリングする手順

シーンにSAKURA8を呼び出す

ここでは、Sakura Anime Long Hair (髪)も同時に呼び出した。

Sakura8本体をクリックして選択状態にする
Surfaceタブで、Sakura 8を選択

pwToonを割り当てるために、Surface(ポリゴンのグループ)を選択状態にしたってことだ。

pwToonのSnazzy Toonアイコンをダブルクリック
サングラスを黄顔のアイコンだ。pwToonは、Smart ContentのShaders→pwToonにインストールされてる。

プレビュー画面では様子は変わらない。レンダリングして確認する必要があるのだ。

Render Settingsタブで、Engineを3Delightに変更する

Render Settingsが画面に出てない、という場合は画面上部のメニューからRender→Render Settingsで出てくる。

Ctrl+Rで描画

描画は、画面上のカメラっぽいアイコンをクリックしたり、画面上部のメニューRender→Renderを選択しても出来る。好きな方法で実行。

うわあ。先の長さを予感させる、悪魔の様なSakura8が現れる。

以降、パラメータを変更したら都度Ctrl+Rで確認しつつ進めて欲しい。

まず、目からなんとかしよう。

目の角膜(レンズ)を透明化するには、Opacity Strengthを調整

この現象は、眼球の手前にある「JA LENS」というSurfaceの表示がおかしくなっているのが原因だ。

Sceneタブで、Sakura 8 Eye Ballsを選択
Surfacesタブで、Sakura 8 Eye Ballsを選択
pwToonのSnazzy Toonアイコンをダブルクリック

プレビュー画面のSakura8が白目になる。嫌な予感。

Ctrl+Rでレンダリングしてみると、「恐ろしい子っ…」みたいな絵面。

LENS部分が白く表示されているため、こんなことになってる。なお、一般のフィギュアでは、eye moisture(目の潤い)というSurfaceがあって似たような現象が起こる。

Surfacesタブで、Sakura 8 Eye BallsのJA LENSを選択し、Opacity Strengthを0.0%に変更

白目解消!

だが、顔色がゾンビのようだ。つぎは肌の色をなんとかしよう。

肌の色を明るく変更するには、Shading Colorを調整

Sceneタブで、Sakura 8を選択

SurfacesタブでSakura8を選択し、Shading Colorを255 255 255(白)に変更

なお、この操作でSakura 8のSurface(顔、耳、腕、爪など)を複数まとめて変更できる。

肌の色が明るくなった!

んー、でもなんていうか、顔の明るい部分と暗い部分が逆転しているような気がする。次はここをなんとかしよう。

顔の明暗部分を調整するには、Rim Interior Multiplier等を調整

Surfacesタブで、Sakura 8を選択した状態で、「Rim Interior Multiplier」を60 60 60に変更

数値はざっくりでOK。

Rim Interior Multipilerは、塗りの内側?の色に掛ける値を指定している。上記のように濃い目の灰色を指定すると、「ほんの少し明るくする」という指定になる。

Rim Exterior Multiplierは、塗りの外側の色に掛ける値。32 32 32が指定されているので、「ほんの少し明るくする。ただし、塗りの内側よりは暗くなる」という感じになる。あー、ややこしい。

とにかく、結果はこうなった。

なお、「Rim Upper Bound」と「Rim Lower Bound」を変えることで、明るい部分と暗い部分の割合を調整できる。

下記の値を設定すると、暗い部分の割合が少し減った。下げ過ぎると、暗い部分がなくなり完全なノッペリになる。

  • Rim Upper Bound 50%
  • Rim Lower Bound 40%

下記の値にしたら、唇が立体的に浮き上がってきた。

  • Rim Upper Bound 70%
  • Rim Lower Bound 60%

ところで、全体的に白くなりすぎな感があるな。そうか、最初にShading Colorを真っ白にしちゃったのが敗因か。

気になる人は、Shading Colorを調整してみてほしい。私は気になったので、Shading Colorを200 200 200にこっそり調整した。

輪郭線を細くするには、Outline Widthを調整

ところで、輪郭線が太すぎなのが気になってきた。本当はカメラの寄り具合で輪郭線を調整して欲しいところだが、そういった機能はない。

手動で調整するのだ。

Surfacesタブで、Sakura 8を選択した状態で、「Outline Width」を6に変更

輪郭線が細くなった。

髪にもpwToonを適用

同様に、髪にもpwToonを適用してこんな感じに。

これで完成だ。

Kanade 8をトゥーンレンダリング

別キャラにも適用してみよう。Kanade8に適用した結果はこう。

DAZ Kanade 8 本格・美少女フィギュア風キャラ 登場
追記)髪がセール中だったのでゲットした! #Kanade8 プロモ画の髪がFastGrab対象(70%オフ)になってたのでゲット。 p...

これは!美しい。

手順はだいたい同じなので、レシピ的にまとめておく。

  • Kanade 8本体にpwToonのSnazzy Toonを適用
  • Surface全体に…
    • Shading Colorを200 200 200
    • Rim Interior Multiplier 30 30 30
    • Rim Exterior Multiplier 0 0 0
    • Outline Width 5
  • Corneaに
    • Opacity Length 0%
  • EyeMoistureに
    • Opacity Length 0%

目の透明化の対象が、CorneaとEyeMoistureというところがポイント。

Aciciaをトゥーンレンダリング

Acicia Bundle for Genesis 8 Female(s) 小悪魔的G8和風ギャル
※ゲットした! DAZより、Crocodile Liu氏のワルかわいいギャルキャラクターが登場。 Acicia Bu...

こちらも、予想外に美しい。

手順は、Kanade 8と全く同じ。通常髪なので、髪の毛先がポリゴンバレしている点が少し気になる。

Hitoshi Senseiをトゥーンレンダリング

同様に、ヒトシ先生をトゥーンレンダリングだっ

うーん、テクスチャが高精細度すぎてアニメ調に見えない。これは失敗だ。

比較的のっぺりしたテクスチャだと、トゥーン表示に向きそうだ。

Hitoshi Sensei HD for Genesis 8 Male 

TESSをトゥーンレンダリング

もともとデフォルメキャラだったので、まあこんなもんかなという感じ。

半デフォルメ美女 Tess for Genesis 8 Female
G8Femaleベースの美女キャラ、Tess for Genesis 8 Femaleをゲット! Tess for G...

Starをトゥーンレンダリング

通常レンダリングだと、目がデカくて離れすぎててちょっとな…という感じだったStar。

トゥーンレンダリングで、なんだかしっくりくる。

StarもSAKURA 8同様に目が別パーツ(Anime Eyes)になっている。白目部分は、EyeSocketsというパーツだ。

まつげ部分(Eyelashes)にpwToonを適用すると表示がおかしくなるので、それ以外のSurfaceに適用。操作がめんどう。

Star 2.0 for Genesis 3 Female
Genesis3ベースのアニメ調フィギュア、Star 2.0。 以前、オリジナルのStarを購入したのだが、わざわざGenes...

DAZ Studioの基本機能でアニメ調表示

比較用にDAZ STUDIOの基本機能のみで、ざっくりアニメ調に表示する方法を覚書。


Toon Generations Base 

完全なアニメ調じゃないけども、イラスト調っぽいかな?というレベルにはなってる気がする。なってるんじゃないかな。

やり方

プレビュー表示の方法を変更してトゥーンぽく表示している。昔Poserで流行った、プレビュートゥーンという手法をちょっと真似た感じだ。

まずは、シーン上に適当にフィギュアを呼び出す。

DAZ STUDIOのDraw Settingsタブで、

DrawStyleをNVIDIA Irayに変更

Draw ModeをInteractiveに変更

この状態でしばらくおいとくと、プレビュー画面がじわじわとトゥーン表示っぽく描かれていく。

もういいかなと思ったら、保存しよう。

File → Save Last Draw

Png形式で保存すると、背景が透明化されたいいカンジの画像が保存できる。

Sakura8をアニメ調表示

新しいフィギュアでも試してみよう。Sakura8だとこうなるっ!

んー、あれ、普通だな。

ちなみに、Sakura8は、本体付属のSakura 8 Skin SSS 200を適用すると、顔のプラスチック感が軽減される…気がした。

Sakura8のプロモ画はプラグインを使ってるっぽい。

DAZ SAKURA8 G8仕様のアニメ調フィギュア
DAZから、日本のアニメフィギュアにテイストを寄せた感じのG8キャラが登場。 Sakura 8  SAKURA8の第一印象 す...

Sketchyというプラグインを使っているとプロモ画横に書いていたので、私も試したが調整がけっこう難しい。

DAZ Sketchyの使い方 漫画レンダできるシェーダー
Sketchy - Toon Edge and Art Style Shaders for Iray フィギュア An...

pwToonまとめ

とりあえずpwToonのトゥーンレンダリング手順をメモった感じ。

  • 3Delightモードでレンダリングする
  • 目が真っ黒(真っ白)になる場合は角膜部(JA LENSやeye moisture)のOpacityを0にする
  • 肌の色を明るく変更するには、Shading Colorを調整
  • 顔の明暗部分を調整するには、Rim Interior Multiplier、Rim Exterior Multiplierを調整
  • 輪郭線を細くするには、Outline Widthを調整

pwToonには他にもShaderが付属しているので、そのうち使い方を追記していきたい。